新人合同自主トレを行う理由
前回の記事では、プロ野球選手のオフシーズンについて書きましたが、キャンプイン前の1月は各選手たちの自主トレに関することがニュースのスポーツコーナーやネットニュースにも流れます。
そして、もう一つこの時期に話題になるのが新人合同自主トレです。
今回はプロ野球の新人合同自主トレについて書いていきたいと思います。
そもそも新人合同自主トレとは?
新人合同自主トレとは、その名前のとおり
その年の新人選手が2月1日のキャンプインまで2軍施設で一緒に練習する期間となります。
新人合同自主トレの期間は?
新人合同自主トレの開始日は球団によって若干異なりますが、おおむね1月7日~10日頃からとなります。
終了日も球団によって異なりますが、1月25日~30日頃となります。
新人合同自主トレはどこで行われるのか?
新人合同自主トレは各球団の2軍施設で行われます。
新人選手たちは自主トレ開始前日までに入寮を済ませ、中には前日から軽く体を動かす選手も居ます。
なぜ新人だけ合同自主トレを行うのか?
プロ野球選手の契約期間は2月1日~11月30日までとなります。
かつては1月から既存選手を含めて全選手が2軍練習場でキャンプイン前まで練習していましたが、その後、日本プロ野球選手会と日本野球機構(NPB)との協議の結果、オフシーズンの明確化(強制自主トレの廃止)を理由に12月と1月は練習を強制出来ない決まりとなりました。
その点は下記のブログに書いてありますので参考にしてください。
しかし、新人選手に関しては例外でトレーニングコーチによる指導が認められており、これが新人合同自主トレとして行われています。
新人選手たちは右も左もわからない状態です。
プロの世界を少しでも経験しておくことで、プロの厳しさやオーバーワークでキャンプ中にバテないようにするのも目的ではないでしょうか。
新人合同自主トレはどんなことをするのか?
新人合同自主トレの練習内容はキャッチボール、ランニング、ノック、ウエイトトレーニング、マシン打撃、ブルペン投球などが挙げられます。
また、期間中には監督やコーチも視察に来ますが、選手に直接指導することは出来ない規約となっているため、選手たちへの訓示のようなことを話します。
新人合同自主トレの練習内容はキャッチボール、ランニング、ノック、ウエイトトレーニング、マシン打撃、ブルペン投球などが挙げられます。
また、自主トレ期間中にはNPB新人選手研修会が実施されます。
野球殿堂博物館を見学して野球の歴史を学ぶほか、アンチドーピング・薬物使用・暴力団との関わり・SNSの利用などプロ野球選手としての心構えを学んだり、プロ野球OBによる講演が行われます。
まとめ
新人合同自主トレはルーキーたちのキャンプ・シーズンへ向けた体づくりの他に、選手たちの教育の場でも有ります。
この自主トレ期間中にはファンも見学に訪れることも当然有ります。
球団によってはプロ野球選手としてのファンへの接し方の教育と位置付けている場合も有ります。
大きな怪我無く新人合同自主トレが終わることを願っています。
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