海外→北海道 観光客急増中!
先日、北海道を訪れる外国人観光客の数が
年々増加しているというニュースを耳にしました。
日頃札幌で生活をしていても、特にアジア圏の観光客だと思われる方を見かけたり、時に道を訪ねられる機会が増えた気がしています。
今回は北海道を訪れる外国人観光客の増加について書いて行こうと思います。
外国人観光客の増加要因は?
まず、外国人観光客数の増加要因は大きく2つあげられるようです。
①人気観光地やスノーリゾートなどアクティビティを楽しめる施設の存在。
②インバウンド誘致に最大限活かすための様々なPRや施策行った成果。
特にアジア圏からの観光客が多い要因とは?
同じアジア圏である日本ではあるが、ただ近いという理由だけで訪日客が多いわけではないようです。
中国人観光客について
中国に関しては、ビザ発給要件の緩和が要因としてあるようです。
これにより個人旅行者が増加傾向にあります。
ビザ発給要件の緩和とは…
日本と中国で取り決めた「日中青少年交流推進年」が関係しています。2019年、両国の青少年交流を大胆に推し進めていこう!という内容のもので、中国の大学生や中国からの訪日リピーターの方が対象にビザの取得が簡単になり、日本に来やすくなったということです。
韓国人観光客について
韓国に関しては、直行定期便や新規就航の増加が関係しているようです。
飛行機を検索をしてみると韓国⇔北海道の直行便で片道2万円代というのもありました。
その他
台湾に関しては函館・旭川空港への定期便の運航や、台北⇔新千歳間の定期便の新規就航があるようです。
香港に関してはリピーター率が高い。
タイやマレーシアなどの熱帯地域に関しては、涼しい気候や雪景色といった自国にない北海道の魅力を求める人の増加が要因となっていると考えられます。
外国人観光客への取り組みの成果?
アジア圏からの観光客の増加にはこのような要因があげられますが、
この他、様々なPR活動を通じて、北海道ならではの魅力を訴えたことが
身を結んでいるのではないでしょうか?
来道客のほとんどは札幌に集まる?
外国人観光客は道内の各所にまんべんなく訪れているわけではなく、
札幌に集中してしているようです。
特に「さっぽろ雪まつり」が外国人観光客の人気を集めています。
さっぽろ雪まつりがもたらす経済効果は?
札幌市のHPで気になる調査結果を見にしました。
「第69回さっぽろ雪まつり」(開催期間:平成30年2月5日~12日)についてです。
【調査方法の概要】
1.調査日程:第69回さっぽろ雪まつり開催期間のうち7日間
2.調査時間:10~18時
3.調査場所:大通公園5丁目、6丁目、9丁目会場
4.調査方法:来場者に対し、調査員の面接聞き取り方式によるアンケートを実施
5.サンプル数:1,126サンプル
【来場者一人あたりの市内消費額】
1.札幌市民:4,411円
2.札幌市民以外の道内客:11,896円
3.道外客:48,595円
4.外国人客:73,657円
この結果を見ても外国人観光客がもたらす経済効果が見てとれますね!
人気が高まるニセコ
ニセコエリアにおいては日本人よりも外国人観光客の方が多いと話題になっています。
ニセコエリアは特にスキーリゾートとして有名です。
世界屈指のスキーリゾートとして年間約30万人の外国人客が訪れる
人気観光地となっているようです。
地域の取り組みとは?
そんなニセコエリアではインバウンド対策として英語での接客が可能な外国人従業員の増員や看板やメニューなどの案内の英語表記を行なっています。
さらなる外国人客数増加が期待できそうですね!
人気のお土産とは?
お土産事情として購入率が最も高い費目は「菓子類」となっているようです。
買い物場所としては、コンビニエンスストア、空港の免税店、ドラッグストアが多いようです。
人気のお菓子とは?
特に人気なのが、「Kit Kat(キットカット)」。
全世界で売られているものの、日本はフレーバーの種類も多いようです。
特に、日本でしか購入出来ない抹茶味のフレーバーが人気のようです。
マナーの違いについて
外国人観光客のマナー問題について話題になることもありますね。
問題になっている事とは?
マナーが悪いと感じる行動の例として以下があげられます。
・ポイ捨て
・トイレの間違った使い方
・列への割り込み
・許可のない写真撮影
・公共の場での飲食
外国人観光客のマナーを悪いと感じる理由は、文化や価値観の違いにあります。
対策とは?
インバウンド客は日本の文化や習慣を知らないために、ポイ捨てや列への割り込みなど、マナー違反をしてしまう人が少なくありません。
これらの対策としてはどのようなことがあるのでしょうか?
・リーフレットの作成
観光客が多い京都市ではマナーに関するリーフレット「AKIMAHEN」
を作成しているようです。
内容は、列に割り込まない、屋外でタバコを吸わないなど。
インターネット上にデータを公開することで、冊子を配布する必要がなく、
必要な店舗はダウンロードして、すぐに使用できるというものです。
英語と中国語の冊子を作り、多くの外国人観光客に日本のマナーを広めています。
その他、京都市はマナー啓発ステッカーや動画の配信をしているようです。
このような対策であれば他の地域でも取り入れる事は可能ですよね。
北海道ブランド
今、外国人観光客獲得に向け特に取組を進めているのが、食産業と観光です。
食産業については、2014年663億円、2018年1000億円だった食品輸出額の目標を2025年に1500億円とする目標を掲げています。
観光については、知床世界遺産や23の自然公園に代表される豊かな自然環境、
希少種を含む多様な動植物が生息・生育しており、その景観と併せ、優れた観光資源にもなっています。
また、冷涼な気候や積雪寒冷地であることは、農業や住宅、省エネ、新エネなどの分野でも技術開発が進む要因となり、冬に貯めた雪や氷を雪氷冷熱として活用する試みも各地で進められています。
こうした様々な強みを活かしながら生まれた「北海道ブランド」をこれからも世界へ発信して行くことでしょう。
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